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posted on 6.14.2015

【第37話】新生劉備軍~蘇る重圧



試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ



2013年7月9日、オーダー介入の禁忌を犯した劉備軍の再起となるか、中日との一戦をお送りしています。

試合は3回を終わって1-0。阪神が張飛のタイムリーによる1点をリードしています。



4回表、阪神先発の久保、先頭の和田にツーベースを許します。






二死までこぎつけるも、8番・TANISHIGEの代役・小田。






ライト前へ運び、同点を許します。







関羽「まだ4回でござる!ここからここから!!」







久保「…そうだな。まだ同点止まりだ。そして張飛・関羽と続く攻撃だ!」







しかしその張飛、関羽と不発!この回阪神無得点!

そして5回表。






久保、先頭の大島を四球で歩かせます。



久保「な、なんだよ。流れ悪ぃ感じじゃねぇか、オレ?」



3番・クラークにヒットを許し、一死1・3塁。そしてここまで抑えているものの、ご覧の得点圏打率を誇る、ルナ。






関羽「むむむ。ここはゲッツーに討ち取りたいところだが…」








打った!強い当たりがサードへ!!






張飛「うおっ!」




サード張飛を強襲して打球はレフトへ!

中日、勝ち越しに成功です!!




張飛「す、すまねぇ。捕れねぇ打球じゃなかったんだがよ…」





関羽「今のルナの打球の鋭さは捕れるものではない。あそこへ打たせてしまったそれがしの配球が…」




劉備「まずいな。気持ちで押され始めてきたぞ。ここは最少失点で切り抜けるんだ。」






続く和田もレフトへ!

中日、追加点です!!!







劉備「いかん!あのふざけたようなハイタッチなぞ見せつけられたら…」



・・・ふざけてるわけじゃないよねwww




張飛「今日も浮かれてるのは相手チームでオレ達は…」







関本「そういえば、もしも今日負けたら…」



劉備「関本さん!球団ワースト連敗記録更新だなんて言わないでください!!阪神タイガース80年の歴史にさらに泥を塗るなんてことにはなりませんから!」



藤井「殿が言っちゃあアカンでしょ。それにまだ80年になってないから。まぁ見てなって。みんな張飛や関羽ほど硬くなってないから。」






浅井「そうそう。オレみたいな後がないヤツは連敗記録より自分のことで精一杯。しかも一打席目併殺だし。」



5回裏、一死から浅井がツーベースで出塁します!






西岡「せやせや。オレみたいな外様には球団の黒歴史とかよりオレが入ったことで黄金期にすることで頭がいっぱいやし!」






西岡、タイムリーヒットで1点を返します!









杉谷「そうそう。オレなんか、この世界じゃなかったら阪神のことなんか考えてなかったし。」



・・・福留さんとのトレードで暗黒球団にやってきてしまった人www



杉谷がつないで二死1・3塁となり、打席にはマートンが入ります。






マートン「ケド、フメイヨナキロクハ、コノテデトメレバイイヨ!」






マートン、打った!速い打球がショートを襲い…

抜けたぁ~!






1塁ランナーの杉谷も一気にホームイン!

阪神、逆転です!!!






しかし、張飛倒れてこの回はここまで!



張飛「オレがもう一発突き放しておけば…」




西岡「だからぁ。そういうのはいいんだって。相手だって抑える気で投げてきてるんだから打てない時もあるって。てか、お前は十分打ってるよ。なぁ、大和?」




大和「あ、ああ。俺は結構責任感じてるぜ、この連敗…」




劉備「皆の気持ちがひとつになることは大切だ。しかし負の気持ちまでひとつになることはない。そのための昇格なのですぞ、久保さん。」




試合は6回表、阪神1点リードと代わっての中日の攻撃。

中日はここで復帰の吉見を諦め、代打に山崎武司を送ります。






山崎「俺だって後がない身だ。そしてまだまだやれるところを見せてやる。」






打球はまたしても張飛を襲います!!






張飛「ああ、クソッ。分かったよ。ドンドン来やがれ!後で倍返しだ!」





しかし、続く大島の手痛い一打!!







中日も粘ります。

同点に追いつきました!!






しかしその後のピンチはここまで3安打のクラークを久保が三振に抑えて凌ぎました!

6回の表を終わって4-4の同点です。




久保「どうだ、まだ終わってねぇ!オレは負けるために上がってきたんじゃねぇんだ。…が、スマネェ。この後は必死にベンチで声出すぜ。」




二転三転の試合展開。目前に迫る連敗記録更新の重圧とも戦う阪神ナイン。果たして見事はねのけることが出来るのか。

新生劉備軍の戦い、次回決着!

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