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2013年6月28日、阪神x広島の一戦は山場を迎えております。
2-0と広島リードの6回表、二死ながらピッチャーの孫堅がライト前へつないでランナー1・2塁としてバッターは赤松。
劉備玄徳、ここまで12安打を許しながら2失点と踏ん張ってきましたが、ここを耐えて味方の反撃を呼び込むことが出来るか?
孫堅「ふん。仕留めそこなったか。しかし奴ももう虫の息。赤松(せきしょう)!決めてこい!」
程普「殿。「あかまつ」でございます。張松みたいに無理に音で読むのはおやめください。」
赤松「こんな得点圏打率じゃ、なんて言われても仕方ないな… しかしここでしっかり結果を出して、孫堅や劉備にも『赤松(あかまつ)ここにあり』と見せつけてやる!」
赤松、打った~!!!
レフトオーバー!広島、待望の追加点です!
孫堅「ナイスバッティングだ!せきしょう!!」
劉備「せきしょう… 名は覚えておこう…」
メイショウノムケン「程普よ。あいつらアホなのか?」
程普「はっ。何分君主という人種は自分勝手なところがありまして…」
黄蓋「けどみんなそれに巻き込まれているぜ。それが魅力でオレ達も殿についてきているようなもんだろ?」
赤松「殿!このせきしょう、やりましたぞ~!」
韓当「(…いいのか?赤松(あかまつ)どの…)」
決定的ともいえる3点目を失った劉備。しかし続投です。これまでの試合のように爆発的な打線の援護を期待して辛抱のピッチングは続きます。
一方の孫堅、この試合を完全に支配しているかの内容です。
6回裏もランナー出すも鳥谷からこの日2つめの三振を奪い、ゼロに抑えます。
曹操「先ほどのチャンスに続いてこの打席も三振か。我が軍なら打ち首だな。」
曹仁「ハックション!(また誰かウワサしてるのかな?)」
そして試合はそのまま進み、7回裏阪神の攻撃は二死。ここで劉備の打席ですが、代打のようです! この巨漢は…?
関羽「兄貴。ここまでよく投げなされた。あとはこの私から始まる大逆転劇を見ていてくだされ。」
代打の切り札、関羽の登場です!
曹操「ふむ。この勝負、見ものだな。疲れの見える孫堅がこの難所を切り抜けられるのか。」
打った~ が、しかし打ち上げます。ファーストへのファールフライ!
関羽「むむむ。まだストレートにこれだけ威力があるとは…」
張飛「ヤベェな。そろそろ本気でなんとかしねぇと…」
8回表、劉備に代わった二番手・安藤が打たれます。阪神から移籍した代打・今成にタイムリーツーベースを浴びます。
今成「僕自身、阪神を出る喜びはあった」
4-0とリードを広げた広島。8回裏を抑えて109球、被安打6、8奪三振で孫堅はお役御免。9回裏は中田廉がマウンドに上がります。
その中田、何とかしたいという思いの張飛、新井に連続ヒットを浴び、無死1・2塁といきなりのピンチを迎えます。
・・・中田廉ってセットアッパーのくせにスロースターターとかいう致命的なマイナス能力持ってるからねぇ… あ!でも次のバッターって!!
孫堅「ちゅうでん!そいつはアンパイだ!楽に行け!!」
そうです。今日2三振の鳥谷。孫堅降板後、最後のチャンスがこの男の打席に回ってまいりました。
曹操「ここで関羽を残しておきたかったな。監督の采配もだが、ここ一番の層の薄さもこのチームのウィークポイントだな。」
鳥谷「玄徳も降板しちまったし、オレは何を頼りに打てばいいんだぁ~」
・・・だから実力を頼ってくださいなwww
鳥谷、三振!!!
このチャンスも潰してしまった~!
鳥谷「やっぱり玄徳効果なんてないんだ…オレがもっと練習して得点圏でも打てるようにならないと、メジャーなんて恥ずかしくて言えない!」
・・・鳥谷さん、正気に戻ったようですw
しかし時既に遅し!
スロースターターの(おそらく)消えた中田、代打攻勢の新井良太、関本を連続三振でゲームセット! 4-0で広島の勝利です!
中田「マジ、中継ぎのスロースターターキツイわぁ~。」
孫堅「うむ。打順の巡り会わせに感謝するのじゃ。1番からの連打でピンチに張飛だったら討たれておったぞ。」
張飛「クソッ。負けた!大兄貴が試合を作ったのに1点も取れずに負けた!!」
劉備「それも私の徳が足りなかったからだろう。チャンスで鳥谷さんに打席が回ってしまったのも、ポストが赤いのも、みんな私の至らなさだ。」
鳥谷「本っ当に、スマン!」
それではヒーローインタビューです。本日のヒーローは、8回無失点8奪三振で打っても2安打の活躍を見せた孫堅投手です!
孫堅「ちょっ…眩しいな。まぁ完投したかったところだが、4点差があったしな。だが劉備も良く投げた。ゲームを支配していたとはいえ、あの粘り。そして鳥谷のどこかの打席で関羽が来ていたなら… まぁ結果的に韓当の先制が大きかったな。」
韓当「殿!お褒めの言葉、ありがたく頂戴いたします!」
黄蓋「オレ、代走で4点目のホーム踏んだんだぜ…」
それでは今日の孫堅のピッチング、8つの奪三振を動画でご覧いただきましょう。
曹操「孫堅、さすがよな。やはり直接対決で叩かねばならん。そして敗れはしたものの劉備。今は最下位だがクライマックスシリーズに上がってくるようなら… その時に再度余への挑戦権を賭けて戦うがよい。」
劉備「鳥谷さんにすべての罪をなすりつけるわけではないが、最初から打線の援護を期待していた私がいたかもしれない。やはり先制点を与えてはいけない。そしてあれだけヒットを打たれれば球数も増える。まだまだ反省点だらけだ。」
孫堅「ちょっ!もう終わりな感じ?もっとオレのカッコいい写真、撮れたでしょ?せめてもうちょっと…」
ヒーローがごねていますので、孫堅さんのカッコいい(?)画像と共に甲子園球場からお別れです。さようなら。