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posted on 6.14.2015

【第36話】新生劉備軍




2013年7月9日、沖縄セルラースタジアムでの阪神x中日の一戦です。



・・・セルラースタジアムにこだわるね。



以前行われたDeNA戦、実は長野オリンピックスタジアムだったんですね。2013年はゲーム内も公式戦の日程が正確なので地方開催も正確にお伝えしようかと。



・・・ゲーム内球場では相模原球場そっくり(?)だったのにね。相模原の皆さん、すみませんでした。



さてその一戦ですが、阪神はガラッとオーダーを変更してまいりました。関羽雲長を5番・キャッチャー、ショートに坂、センターに浅井を起用して、鳥谷・大和は先発落ちです。そして先発に久保。思い切った布陣です。






一方、中日の先発は今シーズン初先発の吉見。ケガで出遅れたエースがここで阪神に立ちふさがります。



・・・そういうアナウンスもゲーム内でしてほしいよね。直前に他チームのオーダーもいろいろ見てたから気づいたけど。






初登場の紹介文で辛うじて証拠となりますね。ま、これは1回裏ですが。






この試合前までの順位表です。2位から4位は接戦です。その中で現在3位の中日。投手力でAクラスを固めたいところです。






そして阪神の先発は久保。噂では劉備玄徳の推挙による先発一番手とも言われています。



久保「殿の期待に応えるピッチングを見せてやる!」






そして受けるキャッチャーは関羽。大島が小学生のようです。



関羽「それがしの役割は久保さんに気持ちよく投げてもらうこと。後は殿の采配にお任せいたす。」



3番・クラークにツーベースを許しますが、4番・ルナを抑えて初回無失点。久保-関羽のバッテリー、無難な立ち上がりを見せます。



久保「いけるぜぇ~カンウ~」



・・・ヴィノーかなw



対する阪神、1回裏の攻撃に備え、ベンチでは選手が吉見対策を練っています。スパイス監督も選手に声をかけているようです。






張飛「鳥谷さんと大和をどこで使うかだな、殿。ん?誰か何か言ったか?」





スパイス監督「おいっ。話くらい聞いてくれよっ。あんまりじゃないかっ。」




劉備「それでも監督として矢面に立たされるのはあなたなのです。それがゴールド・E・レクイエムなのです。が、この私があなたを檜舞台に立たせることも出来るのです。」




スパイス監督「劉備…いや、殿。よろしくお頼み申す。」



1回裏、先頭の西岡が四球で歩きます。そしていきなりスタート!






しかしタッチアウト~!

吉見のピンチをキャッチャー小田が救います。



・・・TANISHIGEがケガしてんだよね。こういうのも事前に相手のオーダー見とかないと分かんないよね。



西岡「スマン、殿。キャッチャーが小田さんで油断したとは言わんが、吉見も久々の登板だが落ち着いてやがった。」




劉備「揺さぶりは失敗か。しかしまだこれしき。西岡さん、ドンドン行きますぞ。」




3番・マートン、ツーベースで二死・2塁。バッターは4番・張飛。






張飛「と、いつもなら西岡さんが走ってなきゃ先制してんのに、とか思っちまうが、今日のオレ達は違うぜ。すべてはこの試合に勝つためのプレーだ。」





張飛、センター前タイムリーヒーット!

阪神、先制です!!






張飛「へっ。まずは先制だ。この試合、もうペースは譲らねぇぜ。」








続く5番・関羽。一気に畳み込めるか。






しかしショートゴロ!初回の攻撃はここまでです!




関羽「もちろん、打つにこしたことはない。しかし張飛が先制したこの試合。久保さんとしっかり試合を作るのが序盤のそれがしの役割でもある。」




劉備「うむ。打てなかったことを引きずってはいないな。まずは落ち着いて試合に入るのだ、関羽。リードをしながらの四打席。お前なら必ず結果を出せるぞ。」



2回表、中日の攻撃は5番・和田から。

しかし久保-関羽のバッテリー、和田、平田と連続ヒットで無死2・3塁とピンチを招きます。そして7番・堂上直倫。






関羽「むむむ。1点は仕方ないか。いや!弱気になるな。下位打線じゃないか。得点圏打率の低い堂上、出場の少ない小田、そしてピッチャーの吉見。決して久保さんが抑えられない相手じゃない!」



久保「ああ、ここは1点も許さねぇつもりだぜ。」






堂上、打った!ショートゴロ!

前進守備のショート・坂。落ち着いてさばいて一塁でアウト!3塁ランナーは帰れません!



坂「ま、鳥谷さんじゃなくてもこれくらいは、ね。」



続く小田をセカンドゴロ、吉見をサードゴロに打ち取って、このピンチ、見事に凌ぎました!!








劉備「よしっ!ここをゼロで抑えたのは大きい!!これで久保さんも関羽もノッて行けるはず!!!」




関羽「張飛よ。最後のサードゴロ、危なかったではないか。よくぞ逸らさなかったな。」




張飛「ま、まあな。ピッチャーの打球だし、、、な!それより小兄貴が試合中にこんな軽口叩くとはな。調子のいい証拠だぜ!」




その後両チームランナーは出すものの得点には至らず。

3回を終わって1-0で阪神1点のリードですが、このまま投手戦となるのか、それとも打撃戦になるのか、試合の流れはまだ分かりません。






新生劉備軍の戦い、次回に続きます。

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