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2013年5月31日玄徳劇場ことオリックスx阪神戦の続報です。
現在5回の表を終わって3-5と阪神が逆転に成功。勝ち投手の権利を懸けた劉備玄徳の5回裏のマウンドです。
・・・劉備が投げる試合は長い、という定説になりそうだね。
劉備「ここまで打線が頑張ってくれたんだ。私は良い義兄弟、そしてチームメイトに恵まれている。ここを三者凡退で抑えることで私の徳はさらに増すことになろう。」
この回のオリックスはここまで2打数2安打と劉備を捉えている2番の安達からの攻撃です。
・・・『三者凡退に抑える』ってことは当然先頭は…
・・・あ
安達、今日三本目!猛打賞です!!
無死2塁、クリーンナップを前にピンチを迎えます!
3番バルディリスを抑え、一死2塁と変わって4番李大浩。
・・・4番や!本物の4番やで!(打ちそう)
劉備「なんの!ここで相手主砲を抑えてこそ、流れを確実なものとし相手の戦意を喪失させるというもの!」
・・・あっ(もうこれw)
李大浩、技ありのライト前タイムリーで1点差に迫ります!
劉備「なんの!まだ逆転されたわけでは…」
張飛「大兄貴、もう一発いっとく?」
続く先ほどホームランのミークと後藤は何とか抑え、この回を1失点で切り抜けました。
劉備「よしっ!これで勝利投手の権利っと。後はリリーフに任せて玄徳劇場もそろそろ閉幕しましょうかね。」
スパイス監督「玄徳くん!もう少し投げてみようか! 君が投げると打線が活発でね。もう少し引き離しておいたほうがいいと思うよ。」
関羽「兄貴、まさか勝利投手の権利を得て、それで満足…ではござるまいな。デホを討ち取らずしてこの戦、勝ちとは言えませんぞ。」
劉備「失礼な!民の期待に応えるのが上に立つ者の役割だ!当然…続投だ!!!」
というわけで6回表、玄徳劇場、続行です。
狩野の2ランホームラーン!!
伏兵の一発、これが玄徳劇場!脇役はありません!!
ここで井川をノックアウト!
・・・ホントにもう、ねぇww
リードが3点に広がり、6回裏も劉備、当然のごとくマウンドへ上がります。まだまだ続くのか玄徳劇場!!
そしてお約束のランナーが得点圏!バッターは今日タイムリーを放っている平野恵!
抜けた~! そしてライト狩野、逸らした~!!
これが玄徳劇場!
タダでは主役になれません!!!
・・・ホームラン+エラー=帳消しw
続く3安打の安達、ここは何とか抑え、6回を終わって5-7。阪神のリードは2点に変わりました。
劉備「今のはエラーだろ!?俺の自責じゃないよな!?」
・・・徳の将軍イライラしとるww
そして7回表の阪神の攻撃はクリーンナップからの好打順でしたが、二番手森本の前にあえなく三者凡退!
張飛「打てなかったけど、もう得点はいいよな?そうそういつも打点とか、ムリだぜ?」
関羽「うむ。次の回、デホに打順が回る。それを兄貴が抑えて逃げ切りだ。」
劉備「おっおうよ!(まだ投げるの? 監督は…チラッ)」
スパイス監督「そうか。前回の悔しさもあるし、この試合も任せて欲しいのだな。よし!君に任せよう!(責任は取らんよ)」
劉備「は、はい…」
そして7回裏、先頭のバルディリス。
レフト前ヒット! さすがに劉備、限界でしょうか? ベンチは…
監督、動きません! 劉備にこの試合、託すのでしょうか?
続くバッターは4番李大浩。ここまで2打点をあげています。
これもレフト前!李大浩も猛打賞です!劉備を打ち込みます!
そしてようやく監督が重い腰を上げ、ついにピッチャー交代です。
2点リードですが、無死1・2塁のピンチ。二番手は榎田です。
榎田「なんでこの回頭からじゃないんすか?これ、同点までは構わないっすよね?」
中清コーチ「オイッ 口を押えているからってあんまりデカい声だとサードに聞こえちゃうだろ!」
榎田「ヤベッ アイツこっち睨んでるよ… コーチ、これからこんな登板多くなるんすかね?」
中清コーチ「まぁうちの投手陣じゃお前が一番頑張ってるんだがな… 次からはイニングの頭から行かせるように監督には言っておくが…」
さぁ榎田、ピンチをしのげるか。バッターは5番・ミークです。
しかし、流れは止まりません!オリックス、1点差!!
後藤倒れて一死。そして指名打者・竹原です。
劉備「頼んだぞ、榎田どの。願わくば私に初勝利を…」
打った~!これは破るか!?
7-7!!
同点に追いつきましたオリックスバファローズ!
劉備玄徳の初勝利も幻となりました!
玄徳劇場これにて終了!!
・・・いやいや、試合は最後までやろうよw
榎田「いやマジでさ、同点までとか言ったけどワザと打たれたとかじゃないからね。いやホント。」
劉備「分かっているでござる… 勝ち負けは世の常、決して其方を責めるような真似はいたさぬ。ピンチでマウンドを譲ったそれがしが悪いのでござる…」
榎田「いやでも、初勝利消しちゃって申し訳なかった。」
スパイス監督「ピンチを招いた自分が悪い。明らかだけどなかなか自分で言えることじゃないねぇ~。それが言えれば次もチャンスはあるよ(すっとぼけ)」
関羽「私がデホのと勝負にこだわらせてしまったからなのか?私が兄貴を追い込んでしまったのか?」
張飛「いんや。小兄貴が5回にツーラン打ってれば試合は決まってた。」
・・・確かにw
かくして劉備玄徳の初勝利は消えたものの、試合はまだどうなるか分かりません。試合の結果は次回『玄徳劇場(エピローグ)』でお伝えします。
・・・また3話続き~? なんなんだよ、エピローグってw