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posted on 4.05.2015

【第2話】群雄割拠




再び一八四年、後漢では黄巾の乱に立ち向かうべく、若き豪雄たちが義勇の兵を挙げていた。



・・・そうだよね。三国志といったら、アイツとアイツとなしでは語れないよね。



蒼天航路では爆裂団(笑)と戦っていた曹操一味(夏候惇、夏侯淵、曹仁、曹洪)。そして、江東より男・孫堅とその手下たち(黄蓋、韓当、程普)。



・・・爆裂団でなぜ笑う...w けど、曹操とか孫堅ってこのころ既に30歳くらいなんだよね。一番下の曹洪なんかは16歳とかじゃなかったっけ。黄蓋、韓当、程普も孫堅の代から使えていた、とは言われてるけど、黄巾の乱で一緒に戦ってたかどうかはいまいち分かってないんだよねぇ。



彼らもまた、戦いの中で天下とは違った熱い何かがこみ上げてくるのを感じていた…



・・・やっぱりその流れですかww



そしてスパーク!!!



・・・展開はやっ










2013年、曹操一味は東京にいた。




曹操「なるほど。すべて理解した。余はこの読売ジャイアンツへ入団し、首都東京を治め、天下を統一しろというのだな。」





夏候惇「さすがは孟徳。この状況をもう理解してしまったか。」






夏侯淵「惇兄。その目にかけているのはいったい…」






曹仁「俺は惇兄が矢で目を射られる夢を見たことがあるのだが… そのための防護策か!?」





曹洪「惇兄、黒縁のメガネ、お似合いですよ。けど、眼帯も似合う気がするなぁ。」







夏候惇「そうか?」





曹操「おいっ!貴様ら揃いも揃ってメガネの話ばかりしやがって。俺たちは野球をするためにここに来たんだぞ!」





夏侯淵「(そう・・・なのか?)」




・・・そう…なのかw




曹仁「では、殿。まずどうされるので?」





曹操「まずこの新聞社とやらの城へ乗り込み、話をつける。」




邉恒会長「なんじゃ!君らは唐突に!!」




曹操「我々をこのチームに入れるのだ。巨人を持ってして日本プロ野球界を統一せず、他の誰がやるのだ!」



邉恒会長「統一しちゃったら相手がおらんだろう。ま、儲かるなら一リーグとか淘汰してもいいけどね。もちろん巨人が中心にな。 で、なぜわしのところに来た?今はもう白興オーナーに任せておるんじゃが?」




曹操「あなたが一番の実力者だからだ!!!」




邉恒会長「むむむ。こやつ、分かっておる。こいつならワシの野望を叶えてくれるかもしれん。よし!採用!!」




曹操「ちなみに余は投手なので背番号は18を戴く。余の部下たちも一桁の番号を貰い、内野のレギュラーとして配置をする。」



邉恒会長「えっ、杉内は?坂本や長野の番号も? …えーい、いいや。他の番号に変えるのも面倒だし、背番号がダブってもええじゃろ。ワシが話を通しておこう。けど、1番と3番だけはとりあえず止めてね。」




曹操「人心を失わぬには民の大切にするものを保護しよう。1と3は偉大なる番号として残すことを約束しよう。」



・・・レギュラー強奪で人心をつかめるんですかねぇ…










同じころ、広島にも孫堅とその家来たちが現れた。







孫堅「むむむ。ここはいったい…」





程普「殿。向こうの立札に『呉』と書いてありました。ここは『呉の国』で間違いございません。」



・・・ああ、呉(くれ)ね。まぁ、呉(ご)のカラーは赤だし、広島なのは異論なしだね。





黄蓋「あそこで輜重で使う粮車などを作っております。この呉において陸路のものとは…」




・・・マツダかな?





韓当「呉の水軍は充実しております。あそこに行けば陸戦にも対応できましょう。」





孫堅「お前ら、野球しに来てるの分かってるか?」




・・・分かりませーんwww



松元オーナー「で、君らを球団に入れろと。」




孫堅「これでも地元じゃ男気あるって言われてるんで、背番号は15を所望いたす。」



松元オーナー「いや!メジャーから黒田がいつ帰ってきてもいいように空けている番号…」




黄蓋「今年は帰って来ないって。来たって2年後だよ。」





韓当「私は梵の6が欲しい。本当は7が欲しかった梵より6が欲しい。」





程普「私は緒方孝市の9がいい。将来監督になりそうだし。丸より先に着けてやる。」




松元オーナー「まあ、なんかさっき読売の邉恒会長がダブってもいいとか言ってたし、いいか。それにしても君たちは昔から来たって言ってる割に近未来のことも知っているようだな。じゃ黄蓋くん、君は?」




黄蓋「1がいいっすね。」





孫堅「馬鹿野郎!1は男・前田智徳の番号だろ!江村の死球だって受けてないんだから今年引退とは限らんぞ!それに引退したって『この番号はしばらく休ませたい』というに決まってるんだ!!!」



松元オーナー「マジ、君らいつのことまで知ってるんだ?ロト7の当たり番号とか聞いてみようかな?」




黄蓋「殿の熱い男気、感服いたしました。では、1の前に前田様が着けていた31にいたします。いつか、前田様から許可されるよう、活躍を誓います。」



・・・殿の男気???



松元オーナー「じゃ、それでいいかな?ただ全員レギュラー確約ってわけには…」




孫堅「大丈夫でござる。私をローテに入れてもらえれば、後はなんとかします。あ、とりあえず一軍には置いておいてください。」




松元オーナー「うーん、この。じゃ、二軍でくすぶってる迎祐一郎や松本高明、申成鉉とかポイーで、あとは一軍とやり取りしてもらおうか。じゃ、頼んだよ。今年から中日に代わってAクラス争いをするような気がしてるんだから。」



・・・孫堅の男気はどこで感じられたのだろう…



かくして巨人・阪神・広島に三国志武将たちが加わり、日本プロ野球界もいよいよ三強時代に突入するのか! あとは開幕を待つのみ!!!



・・・うん、早くやろうよ… まさか袁紹だの董卓だの来るんじゃないだろうね。あ、でも呂布は見たいぞ。



開幕の前にこの時代への転送ルールや各武将の能力紹介などもう少し続くかもしれません。2015シーズンも開幕しておりますが、そこは気にせず2013シーズンの開幕をお待ちください。



・・・あーホント、2013年のぼくにロト7の当たり番号教えたい…

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