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posted on 5.09.2015

【第18話】玄徳劇場(エピローグ)


試合の最初からご覧になりたい方はこちらからどうぞ


2013年5月31日、オリックスvs阪神3回戦のもようです。

試合は7回裏、ついにオリックスが阪神先発劉備をKOし、二番手榎田を攻めて同点に追いつきました。7-7の同点で8回9回の攻防です。



劉備「くっ!無念、無念じゃあ~」



ちなみに玄徳劇場は終わっています。玄徳さんはベンチの奥のほうにでも下がって肩を冷やしていてください。




劉備「もう十分冷ややかな視線を浴びたわい。今回は6回0/3で104球も投げたからな。被安打12、6失点、自責5か。防御率は…7.90に上がったぞ!」



・・・うわぁ、KOされたくせにポジティブさは失ってないよ。



試合は8回表、阪神の攻撃。オリックスは三番手岸田の登板です。





・・・14登板で無失点って… オリックス勝ちゲームの継投やね。



その岸田を攻め、阪神二死1・3塁のチャンスを作ります。バッターは鳥谷。






鳥谷「玄徳効果、まだあるのかな?」



・・・実力で打ってくださいwww






鳥谷、ライトフライ! ここは岸田の勝ちです!



岸田「俺の…顔が…」



8回裏、オリックスの攻撃。三番手加藤を攻め二死1・2塁とこちらもチャンス。バッターは5番・ミーク。

しかし、ライトフライ!オリックスも決定機を逃します。



ミーク「オレノ…カオハ…?」



そして9回、阪神はクリーンナップからの攻撃です!






・・・何?この期待感。もしかして玄徳劇場、まだ終わってない!?



9回表、オリックスのマウンドは佐藤達也。阪神の強力クリーンナップに自慢のストレートで勝負を挑むのでしょうか?




関羽「そのストレート。貴公の自信と共にへし折ってくれるわ!」




それではその勝負、動画でご覧ください。







・・・あれ?関羽さん、ストレートを打ち砕くんじゃなかったの? 2球目の縦スラでショートゴロってw





関羽「だって、張飛がストレートにどん詰まりのサードゴロだったから…」





張飛「オレのせいかい!小兄貴、初球の内角154kmでビビってたんだろう? しかしオレも打てなかったのは事実。ま、劉備の兄貴の勝ちも負けもないし、次の回マートンが決めてくれるよ(すっとぼけ)」



マートン「ファッ!?」



9回裏、四番手福原がサヨナラのランナーを出すも0点に抑え、延長戦に突入です。



・・・長いなぁ。前回の劉備登板試合も延長だったよね。



10回表、阪神は張飛期待のマートンが倒れます。



マートン「チョウヒサン。ムチャブリシスギデス。」



しかし下位打線でチャンスを作り、二死3塁でバッターは今日2ランを放っている9番・狩野です。ここで決めることはできるでしょうか?






・・・エラーでチャラになっちゃったからね。もう主役にはなれないのかな?



ここはオリックス守護神・平野佳寿が抑えます!

そして10回裏、オリックスは今日猛打賞の1番・平野恵一からの攻撃です。阪神のピッチャーは五番手林啓介。

そして平野今日4安打目のツーベースで無死2塁。続くのは今日劉備から3安打の2番・安達です。






・・・あっ!







サヨナラです!
オリックス、安達のサヨナラタイムリーで延長10回、決着です!!



・・・玄徳劇場、真の主役は安達だった…














記者「監督、今日の敗因は継投ミスでは?劉備をあそこまで引っ張った理由はなんでしょう?」



・・・そらそうなるわなwww



スパイス監督「劉備がスパイシーな目で続投って訴えてたから…うーん…打線も活発だったし打ち勝てる流れが…うーん…」



記者「劉備玄徳に対する期待は並々ならぬと思いますが、やはり結果は必要じゃないでしょうか。5回4失点の時点で十分だったのでは?」



スパイス監督「そうだねぇ。スタミナをもう少し少なめにしとけば良かったかねぇ。」



・・・劉備玄徳 スタミナB75w









同じころ、ロッカールームでは阪神ナインが集まっていた。




張飛「大兄貴、すまねぇ。マートンにもう一本出ていれば…」



マートン「リュウビサン、スミマセンデシタ」



鳥谷「玄徳、済まなかった」



狩野「玄徳さん、エラーしてすみませんでした」




劉備「そんな… 私の方こそ皆の期待に応えられず済まなかった。次こそは、チームを勝利に導くピッチングを…」



藤井「玄徳の持ち味はコントロールと緩急だからな。もっとそれを活かす配球にしていかんとな。」




関羽「藤井どの。兄貴はスタミナだけはあります。もっとクサいところに投げ込んだり打ち気をそらす配球が有効ではないでしょうか。」




劉備「スタミナだけとか言うな。私はたくさんの仲間を持っていると言っておろう。次の登板でもその仲間たちが…」



ナイン一同「じゃあまずは最小失点に抑えてくれませんかね!」

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