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２０１３年７月２日、甲子園球場の阪神ｘ巨人の伝統の一戦は試合が大きく動いてきました。
６回表、巨人は７番・曹仁の前を打つボウカーのスリーランホームランと７番・曹仁の後を打つ長野のソロで４点を先制。
曹仁「おいっ！」
その裏阪神はここまで好投の杉内を攻め、一死１・３塁で４番・張飛翼徳。
この試合の大きなポイントとなりそうです。
張飛「新井さん。オレやるぜ。喰らいついてでも４番の仕事、果たすぜ。」
曹操「ほう。この打席、張飛の目つきが違う。杉内！気を付けろよ！」
杉内「チェンジアップにタイミングは合ってないんだ。今度こそゲッツーに…」
打った～！打球はセカンドの頭を越えてライト前！タイムリーヒットです。
タイミングを完全に外されていましたが気迫で打ったタイムリー！
阪神、１点を返します！！
張飛「新井さん…これでいいんだろ？」
鳥谷「お前ら、さっきから誰と話してるんだ？」
そして監督、ここで動きます！代打・関羽の登場です！！一発出れば一気に同点のチャンスです！
関羽「ここで私が一発放って同点、などと思ってはいけないのですね、新井さん…」
曹操「むむむ。ここで関羽か。杉内、余と代わるか？」
杉内「アンタは３日前に投げたばっかでしょ？ 俺だって巨人のエースナンバーを背負っているんだ。ここで呑まれるわけにはいかない！」
スライダーで三振！！！
杉内、伝家の宝刀スライダーで関羽を討ち取ります！
曹操「ほう、アレが杉内家に代々伝わるという…」
ＨＡＲＡ監督「（曹操って頭がいいのか悪いのか分からん…）」
関羽「クッ。恐ろしい切れ味のスライダーよ。しかしこの関羽の全力プレー、ファンや仲間にとってきっといい影響が…」
黄巾党「コルァ関羽！そのデカい図体はこけおどしか！ベンチにおってもジャマなら試合に出てもジャマやな！」
鳥谷「そうだそうだー。得点圏にランナーを溜めたままオレに回すなー。」
新井「…お前、ここは打っとくべきだったぞ…」
張飛「小兄貴、気にするな！まだ６回、次の打席が回ってくる…」
…タイガース、ただいま代打に入りました関羽に代わりまして、ファースト新井良太…
関羽「むむむ。無念…」
得点圏打率．１３９の鳥谷が凡退し、この回阪神の反撃は１点止まり。
６回を終わって４－１。巨人３点リードで終盤戦に入ります。
ここから両チーム継投に入り、両チーム無得点のまま試合は９回。
巨人は阪神三番手・安藤から代打・矢野のタイムリーで１点追加。
その裏をマシソンが締め、巨人が５－１で勝利しました。
スパイス監督「むむむ。これで７連敗か… 関羽にもファーストやらせるか… いや、あそこで打てなった関羽が悪い。打ってたら守備にもつかせたかも…」
・・・相変わらず歯切れの悪い監督ですなｗ
張飛「けどよ、前を向こうぜ。野球がしたくても出来ない新井さんのためにも常に全力を出し切ろうぜ。」
鳥谷「オレ、チャンスで打てるようにメジャー流のメンタルトレーニング取り入れるよ。ツヨシ、教えてくれよ。」
西岡「ま、誰しも調子の波はありますしね。ムネさんが言うには調子がよくなったときにノリノリになれるように体調良くしとくとか、明るく振る舞うとかっすかね。なぁ関羽？」
関羽「おっおう…」
曹操「勝つには勝ったが、阪神もまだ死んではおらぬ。劉備の勝ち運に張飛のひたむきさ、そして後はこの男が覚醒すればもしくは…」
関羽「（拙者、監督に嫌われることでもしたのだろうか…）」
そんな阪神ですが、連敗街道は続きます。
２０１３年７月３日 ● 阪神 ０－２ 巨人 ○ （８連敗）
２０１３年７月４日 ● 阪神 １－７ 巨人 ○ （９連敗）
そして１週間の時を経て再び広島と相まみえるその日…
劉備「見ろ！私のシュート変化量が上がったぞ！明日の広島戦でさっそく見せつけてやる！」
張飛「これで大兄貴の緩急がもっと活かせるな。明日の広島の先発は…」
孫堅「ふはははは！この私だよ！！」
・・・前回登板でカッコいいとか言っちゃったけど無双の孫堅に比べると、ねぇｗ
劉備「あっちの孫堅がカープ帽かぶったらそれはそれでヘンだぞ。」
孫堅「むっ劉備！キサマには尚香はやらんからな！権にもよく言ってあるんだもんね。」
韓当「（なんで孫策様じゃないんだろう？跡継ぎは孫策様のはずなのに…）」
９連敗中の阪神タイガース。そこに立ちふさがる江東の虎。
阪神はオールスター前にして終戦してしまうのか。それとも再び乱セに加わることが出来るのか。
劉備のシュートが切り札となるか？張飛が４番の仕事を果たすのか？そして関羽がついに覚醒するのか？
今はまだ一筋の光明でしかないそれぞれの可能性に注目の前半戦の山場がやってこようとしています。
